あさぎり会計事務所の税理士の藤田です。
賛否両論はあるかもしれませんが、コロナを終息させる為には、ワクチン接種をすることが必要ですね。
ワクチンを接種をすることにより下記のことが期待できると思います。
〇2回接種済みのワクチン接種者の感染者は、感染者の1割以下であること
〇感染後の重症化リスクや後遺症のリスク軽減
〇感染者が減少し、正常な経済活動
〇健全な医療サービスの提供
ぜひ、ワクチンを接種をしましょう。
日本は、ワクチン接種の開始が他国に比べ、遅かったですが、接種率は高いです。
65歳以上の接種済み者の約9割になっています。
今現在、約6,400万人(2回目の接種済み 5,100万人)が接種しています。
さすが、日本ですね。
日本人の社会を大切にする思いやりがワクチン接種の高さになっているのではないかと思います。
さて、今日は、テレワークなどで利用が増えたカフェ利用による経費についてのお話です。
テレワークの経費で会社負担が給与課税されるかどうかについては
ナンバー164「テレワークにおける税務」で記載しました。確認してみてください。
カフェ利用による経費
● 制 度 の 概 要
カフェ利用による経費については、税理士によって見解が違うかもしれせん。
カフェ利用による経費が損金にできるかどうかは、具体的に法律には記載されていません。
法人税上の損金は、別段の定めのあるものをの除き、売上原価、販売一般管理費などで
決算までに債務が確定した取引になっています。
事業に必要であれば、損金になると考えられます。
下記の事例で解説を記載していますので参考にしてください。
今回のメルマガは、訪問時間の合間にカフェを利用して記載しています。
明らかに事業に必要な経費です。尚、個人事業者の方も同じ考え方です。
● カフェでの具体的な取扱い
1 カフェで仕事をした場合
カフェ利用の経費は、実際に仕事をすればドリンク代などが経費になります。
(場所を利用する為のドリンク代など)
税務調査で否認されない為には、レシートなどに、なぜカフェで仕事をしないとけなかったのか、
どのような仕事をしたのか記載をすることをお勧めします。
尚、カフェでの食事代は、経費に計上するのは難しいです。
食事自体は、人としての当然の行為である為(業務に関係ない)です。
ただ、大食いユーチューバーや飲食店の方がレシピやメニューなどの研究を行う為などに
必要な場合には、経費に計上されます。
その際は、最低限、写真や研究レポート等を残すようにした方が良いです。
2 カフェでアポまでの時間を過ごした場合
業務上、アポまでの待ち合わせ時間までカフェを利用した場合も経費になります。
これも上記と同じですが、レシートになぜカフェを利用したのかなどを記載しておいた方が良いです。
最近、猛暑、豪雨など天候不順のなか、アポまでの時間を外で待つのは大変です。
体調もおかしくなる方もいるかもしれません。
社員の健康安全を確保するのも業務にとって必要なことだと思います。
3 カフェで食事しながらの会議
カフェで食事をしながら、会議をするのであれば、経費になります。
税務対策として、レシート等に相手先名、会議内容などを記載した方が良いです。
菅内閣総理大臣も食事しながら情報収集などをされているみたいです。
4 カフェのドリンクをテイクアウトして会議
コロナ対策で、テイクアウトをして公園などで社内会議、社外会議を行う場合には経費になります。
この場合、税務対策として、レシートなどに会議を行った場所、
会議内容などをレシート等に記載した方が良いです。
編 集 後 記
今回の話はどうでしたか?
テレワーク等で仕事上カフェを利用することが増えているのでないかと思います。
カフェ代金は少額ですが、使用頻度が多いと高額になります。
節税対策として、税務調査で否認されないように、面倒ですが簡単でいいので
カフェの利用目的などをメモに残すことが大切です。