あさぎり会計事務所の税理士の山根です。
自民党の総裁選が面白くなってきていますが河野さんになるんでしょうかね-?
女性初の総理大臣で高市さんというのもいいですね。
後、広島県人としては岸田さんにも頑張ってもらいたいですね!
まあ、野田さんはないでしょうが・・・・
いずれにしても次の総理は発信力高い元気な人がいいですね。
思えば菅総理もコロナワクチンの接種加速やデジタル庁創設や携帯電話料金の引き下げなど
実は実績を残しているのに、喋り方なのか、伝え方なのか分かりませんが国民に浸透しなかったですよね!
良い悪いは別にして小泉元総理は発信力が凄かったです。
まあ、次の総理には発信力だけでなく強烈なリーダ-シップに期待したいです。
さて、本日のテーマですが「小規模企業共済」についてです。
以前メルマガでもお伝えしていますが、まだまだ未加入の方が多いので改めて解説させて頂きます。
小規模企業共済
● 制 度 の 概 要
(概要)
小規模企業共済制度は、小規模企業の個人事業主または会社等の役員の方が事業をやめられたり、
退職されたりした場合に、生活の安定や事業の再建を図るための資金をあらかじめ準備しておく共済制度です。
いわば「経営者の退職金制度」です。
(加入出来る人)
小規模企業共済制度に加入できるのは主な方は下記の通りです。
〇 常時使用する従業員が20人以下(宿泊業・娯楽業を除くサー ビス業、商業では5人以下)の
個人事業主および会社の役員
〇 小規模企業者たる個人事業主に属する共同経営者 (個人事業主1人につき2人まで)
(注)医療法人や一般社団法人の理事は加入出来ません。
(毎月の掛金)
掛金月額は1,000円~70,000円の範囲内(500円単位)で自由に選べます。
加入後も掛金月額は増額・減額できます。
また、払込み方法も「月払い」「半年払い」「年払い」から選べます。
(加入窓口)
税理士会、金融機関、商工会、青色申告会など
● 制 度 の メリット
(掛金支払時のメリット)
掛金は、全額が「小規模企業共済等掛金控除」として、課税対象所得か ら控除できます。
所得税・住民税が安くなります。
(節税効果の金額)
課税所得600万円の方の節税効果の例を参照して下さい。
この場合、加入前の税金(所得・住民税)は年間約140万円です。
〇 掛金月額1万円支払った場合の年間節税額は36,500円
〇 掛金月額3万円支払った場合の年間節税額は109,500円
〇 掛金月額7万円支払った場合の年間節税額は255,600円
(受取時のメリット)
共済金の受取は「一括」、「分割」、「一括と分割の併用」から選択できます。
〇 一括受取を選択すると「退職所得」扱いになります。
〇 分割受取を選択すると「雑所得」扱いになります。
どちらの受取方法でも退職所得控除や公的年金等控除により税制上有利となっています。
尚、任意に解約も出来ますが、その時は、「一時所得」となります。
この様に支払時にも受取時にも両方税制のメリットがあります。
貯金が経費になり、貰う時も税金が安いという超優れものです!
銀行などに定期積金をされている方は乗り換えをお勧めします。
(その他メリット)
〇 支払年数や経済情勢にもよるが掛金以上にお金が戻ってくる。
〇 借入が出来る
掛金の範囲内(掛金納付月数により掛金の7~9割)で、10万円以上 2,000万円以内(5万円単位)で
迅速に借り入れが出来る。
〇 中小機構は国の機関なので安心
まあ潰れる事はないと思います!
〇 差押禁止財産
会社の代表者は、自分の会社の銀行借入の連帯保証人に通常なりますが、
もし会社が上手く行かず破産した場合にも差押えされない!
最後にパンフレットのURLを添付していますので参照して下さい。
https://www.smrj.go.jp/doc/kyosai/s_100.pdf
編 集 後 記
今回の話はどうでしたか?
未加入の方は少額でもいいので加入をお勧めします。
また、中小機構の商品で「セフティ-共済」というものがあります。
これについては、来月のメルマガで解説したいと思います。