あさぎり会計事務所の税理士の山根です。
当メルマガは、第1.3月曜日に配信していますが、今月はお正月の関係で第2.4月曜日にさせてもらっています。
ご了承ください。
さてコロナも3年目になりましたが第8波が到来していますね。
最近では、コロナに対して、気にする人と気にしない人の差が両極端な気がします。
因みに、私は、後者です。
風邪と一緒で気にしていたら何も出来ないので全く気にしていません。
体感的には、私の周りの40~50%位がコロナに感染しているので既に集団免疫は出来ていると思っています。
まあウィズコロナで良いと思うのですが、高齢者がいる方など人それぞれ考えも違うので、
食事会や旅行などの誘いは強制しない様に気を付けています。
さて、本日のテーマですがコロナに対応した融資、いわゆる「民間ゼロゼロ融資」の
無利息期間が3年を迎えボチボチ返済が始まります。
ただ返済できない事業者が相当数見込まれる為、それに対応する制度等が1月10日より開始します。
内容については、下記を参照して下さい。
コロナ借換保証について
● 制 度 の 概 要
いわゆる民間ゼロゼロ融資の返済期間が2023年7月~2024年4月に集中する見込みです。
このような状況を踏まえ、下記の様な保証制度が創設されました。
〇 民間ゼロゼロ融資からの借り換え(コロナ融資の延長)
〇 他の保証付融資からの借り換え
〇 事業再構築等の前向き投資に必要な新たな資金需要に対応措置
尚、これらの制度は信用保証協会の保証なので窓口は銀行です。
次に、具体的な内容は下記の通りです。
〇 保証限度額:1億円
〇 保証期間:10年以内(据置期間5年以内)
〇 保証料率:0.2%(ゼロではないです)
〇 2024年3月31日まで(予定)
● 適 用 要 件
適用を受ける為には下記(1)~(4)のいずれかに該当し、金融機関による伴走支援と
経営行動計画書の作成が必要です。
(1) セフティ-ネット4号の認定
(2) セフティ-ネット5号の認定
(3) 売上高が5%以上減少
(4) 売上高総利益率(粗利益率)/営業利益率が5%以上減少
何だか分かりにくい部分もあると思いますが、この制度は金融機関主導で進めて行くので
詳細は金融機関に相談してください。
尚、今回の制度には金利の補助(無利息)はありません。
内容については中小企業庁のHPも参照して下さい。
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sinyouhosyou/karikae.html
以上ですが、似た制度で日本生活金融公庫のコロナ融資もあります。
こちらについては、2023年3月まで制度自体が残っていますので実質的に借換(注)が出来ます。
(注)現状の借入を一旦全額返済し、新規にコロナ借入を行う。
ただし3月以降延長されるかは現状未定の様です。
何か情報が入りましたらお伝えします。
編 集 後 記
今回の話はどうでしたか?
業種等によってはコロナの傷が深く返済が始まると厳しいかもしれません。
弊所のお客様でもホテル・観光関係は相当毀損していますし、飲食店も今後は補助金が
出ないと思うので厳しい状況になりそうです。
資金繰りが厳しい方は早目に金融機関に相談して下さい。