あさぎり会計事務所の税理士の山根です。
今年のGWは、ゴ-ルデンではなくガマン・ウィークだったのではないでしょうか?!
緊急事態宣言も延長され一体いつまで我慢すればいいのか?
我慢の間の保証はどうなるのか?
我慢の先には何があるのか?
出口の見えないトンネル・戦いはまだまだ続きそうです。
約100年前にスペイン風邪が大流行し、終息までに2年かかったそうです。
当時の医学では、特効薬が開発出来ず、自然終息だったようです。
勿論、100年前と現在では、医学が進歩しているので2年はかからないと思いますが、
歴史が物語っているのは、第2波、第3波があった事です。
中国や欧米等ではロックダウンが解除されつつありますが、第2波が起こらない事を願うばかりです。
これだけコロナの影響が長引くと中小企業の資金繰りは火の車だと思います。
今だにマスクの2枚すら届かない(別に要らないですが・・・)
日本政府にあまり期待は出来ませんが、
5月1日から始まっている持続化給付金は申請すれば早く貰えそうです。
既に申請が終っている方もいるとは思いますが、今一度、制度の内容とよく質問される事を掲載しています。
制 度 の 概 要
制度の概要は、前回のメルマガ等でもお伝えしているので簡単に記載します。
(要件)
新型コロナウィルスの影響で売上が前年同月比で50%以上減少
尚、2020年1月以降ならどの月でも対象となります。
(給付金額)
前年の年間売上高―本年度の比較月の売上高×12
ただし、上限が法人200万円、個人100万円
(申請期間)
2020年5月~2021年1月15日まで
(申請に必要な書類)
法人:確定申告書の別表1、事業概況書(両面)
個人(青色申告):確定申告書第一表、青色決算書
(白色申告):確定申告書第一表
法人・個人共通:2020年の対象月の売上資料、通帳の写し
(申請方法)
専用のホームペ-ジから申請
私も何件かお手伝いしましたがスマホでも簡単に出来ます。
スマホだと添付種類の写真が撮れて非常に便利で簡単です。
よ く 聞 か れ る 質 問
弊所がお手伝いをしていてよく聞かれる質問です。
Q 代表者・株主が同じ複数の会社でもそれぞれ申請出来るか?
A⇒それぞれ申請出来ます。
Q 一般社団法人は申請出来るのか?
A⇒基金10億円・従業員2000人未満であれば申請出来ます。
Q 対象業種(貰えない業種)はありますか?
A⇒風俗業や宗教・政治団体以外は対象です。
Q 支店など別事業所がある場合には、支店ごとに申請出来るのか?
A⇒支店(事業所)ごとには申請出来ません。
Q 会社の中に色々な事業(例えば、建設業と飲食店)がある場合には、事業ごとに申請出来るのか?
A⇒それぞれの事業では申請出来ません。
Q 申請方法は電子申請だけか?
A⇒原則、電子申請のみです。
Q 給付金は税金の対象となるのか?
A⇒税金の対象です。(雑収入)
後、経済産業省のHPにも「持続化給付金に関するよくあるお問合せ」と言うペ-シがりありますので参考にして下さい。
https://www.meti.go.jp/covid-19/jizokuka-qa.html
編 集 後 記
今回の話はどうでしたか?
国の政策で申請方法や期間も含めて唯一まともな制度なので是非活用しましょう。
申請期間も長いので今後影響が出てきた事業所も利用出来ます。
この他、地方自治体ごとに色々な制度があるので確認してみて下さい。
地方自治体によっては家賃を80%補助したり、事業ごとに申請出来る所もあります。
勿論、要件を満たせば、持続化給付金と両方貰えます。
因みに、広島は下記の2つがあります。
「広島県感染拡大防止協力金」
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/2019-ncov/covid19-support.html
広島市の「新型コロナウィルス影響事業者緊急支援事業」
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/korona/155203.html