あさぎり会計事務所の税理士の藤田です。
連休は、いかがお過ごしですか。
Go Toキャンペーンを利用して、旅行に行かれた方もいらしゃるのではないでしょうか?
今は、Go Toキャンペーンと地方公共団体の宿泊割引制度等を併用して宿泊すると、
実質約3割ぐらいの負担で済むのでかなりお得に旅行ができますね!
後、気になるのが、Go Toキャンペーンの15%のクーポンの存在です。
赤羽国土交通相は、10/1から利用可能になると発言されてましたが、
本当に利用可能になるのでしょうか?
政府が先走っているような気がしますね。
雇用調整助成金の収益計上時期
● 制 度 の 概 要
コロナ渦の影響で業績が悪化し雇用調整助成金を申請した会社も多いのではないかと思います。
厚生労働省の発表では、9月7日時点で申請件数は113万件になっています。
ここで問題なのが,
「雇用調整助成金をいつ計上したら良いのか」
ということです。
一般的な感覚では、もらった時(入金)に計上すればいいと思われていませんか?
会社によっては、
・雇用調整助成金を数か月分を一括で申請
・従業員が多いと助成金が高額
になったりします。
このような会社の決算においては、利益に大きく影響します。
例えば、
・金融機関対策で決算書を良く見せるために、雇用調整助成金
の支給額が決まっていないが決算に未収計上させたい。(先計上)
・持続化給付金ももらったし、今期は黒字になってしまうので、
雇用調整助成金を来期に計上したい。(後計上)
など会社の状況にとって雇用調整助成金をいつ計上したいかはまちまちです。
では、法人税法上はどうなっているのでしょうか?
● 雇用調整助成金の計上時期
法人税法上は、費用収益の対応が原則になっています。
この為、雇用調整助成金の収入計上時期は、
給料の発生した月に対応させて計上することになります。
雇用調整助成金を申請した時や金額が確定した時及び入金した時ではないのです。
交付金額が確定しない場合には、金額を見積もり計上することになっています。
決算期が来る会社は、雇用調整助成金の計上漏れがないように注意しましょう。
● 編 集 後 記
今回の話はどうでしたか?
その他の助成金、補助金によっても収益の計上時期が異なるので気をつけましょう。