あさぎり会計事務所の税理士の山根です。
お盆休みの方も多いと思いますが異常な暑さに負けず体調管理には気を付けましょう。
また、最近コロナが爆発的に増えていますが、去年、一昨年に引き続き帰省や旅行を
我慢されていた方も多いのではないでしょか?
私の周りではコロナになった方が結構いますが、徐々に集団免疫が出来ている感じがします。
因みに、私は、国内ですが気にせず旅行に出かける予定です。
とにかく年内に収束する事を願っています。
さて本日のテーマですが、「マイニング節税」です。
決して推奨するものではありませんが最近は保険税制を筆頭に節税出来るものが
なくなってきたのでご紹介です。
マイニング節税
制 度 の 概 要
「マイニング」とは日本語で「採掘」と言う意味です。
では何を採掘するかと言うと「暗号資産」です。
「暗号資産」とはビットコインなどの「仮装通貨」の事です。
出ました「仮装通貨」!怪しさ120%ですねー
最初に、仮装通貨のマイニングの仕組みを説明します。
一般的に円やドルなどの法定通貨は、国の中央銀行が管理し、信頼性を担保しています。
一方で、仮想通貨はブロックチェーンという技術を用いてその信頼性を担保しています。
仮想通貨のマイニングとは、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を
マイニング(採掘)する仕組みのことを指していて、具体的には、新たなブロックを
生成しその報酬として仮想通貨を手に入れる行為のことをマイニングと呼んでいます。
我ながら説明していて何だか分かった様な分からない様な感じです。
では、一体、どうい仕組みで何が節税になるのでしょうか?
話は簡単で、このマイニングをする為の機器を購入し、この機器を経費に落とすのです。
この機器の取得費用が10万円未満になっている為、購入金額が全て経費として落とせるのです。
以上から販売会社では、「投資」と「節税」の両方が実現出来るとういう謳い文句で販売している様です。
実 務 上 の 留 意 点
「投資」と言われても実際に「マイニング」で儲かる保証はありません。
そうなると誰も「マイニング節税」なんかしないと思いますが、意外に売れている様です!
そのカラクリは「買取制度」です。
1年以内の買取の場合には99%に設定している様です。
これで1年間は利益の繰り延べが出来るという訳です。
尚、「マイニング」が成功(儲かれば)すれば続けることも可能ですが2年後、3年後の
買取価格は下がって行きます。
毎期利益が出ないが会社が、不動産の売却など臨時的に利益が出た時には一時回避として
利用してもいいのかもません。
でも何か怪しい。。。。。
編 集 後 記
今回の話はどうでしたか?
今年から駄目になった「ドロ-ン節税」みたないなものです。
「ドロ-ン節税」は、購入金額を経費にし、レンタル料で返金してくれていましたが、
「マイニング節税」は買取でお金を返金してくれるという仕組みです。
まあ税制改正で駄目になる日も近いでしょうね。