今回のテーマは、助成金についてです。
助成金には様々なものがあり、知っておかないと損をします。
助成金は国の予算ですので、申請が多い場合には打ち切りになることもあります。
申請する場合には、早めに行動をしましょう。
助成金は、きちんと運用しないと不正受給になります。受給後の立ち入り監査も多いと聞きます。
弊所の顧問先でも助成金申請の営業電話なども多いので、不正受給ならないように正しく申請しましょう。
概要
「キャリアアップ助成金」と「キャリア形成促進助成金」についてです。
似たような名前の助成金ですが、大きくわけると
「キャリアアップ助成金」は 非正規雇用(パート他)向けで
「キャリア形成促進助成金」は 正規雇用(正社員)向けの助成金です。
申請する助成金の内容により、作成する書類や手続きが変わってきます。具体的に書くと複雑なので省略します。
助成金の金額も、申請内容によって、大きく変わります。
また、申請の内容によって100万円以上の助成金をもらえることもあります。
助成金に興味のある方は、社労士の先生にご相談されることをお薦めします。
こんな場合には検討を
下記のようなケースに該当するような方は、検討されてみてはいかがですか
<キャリアアップ助成金>
○ パートを社員に変更する場合、期限付きのパートを無期限のパートに変更する場合
○ 期限付きのパートに社内研修、社外研修を行う場合
○ 期限付きのパートの賃金規定を改定し増額する場合
○ 期限付きのパートに健康診断制度を導入し、4人以上実施した場合
○ 期限付きのパートの労働時間を延長して社会保険に加入した場合
など
<キャリア形成促進助成金>
○社員に社内研修、社外研修を行う場合
○社員の評価制度を導入する場合
○社内の検定制度を導入する場合
○教育訓練の為、有給以外に休暇制度を導入する場合
など
良くありそうなケースについて記載しました。
他の内容でも、助成金の制度に該当し、助成金がもらえることもあります。
編 集 後 記
助成金をもらう為だけに、就業規則などを変更するのはおかしいと思います。
ただ、助成金の対象に該当するのに申請しないのは損な話だと思います。
弊所でも、期限付きパートを無期限のパートに変更したり、就業中に教育訓練を行ったりしています。
助成金の申請はしていないので、前向きに制度の導入を検討しようと思います。
今回の助成金の窓口は、広島労働局の職業対策課になっています。
申請者に対するきめ細かいアドバイスは少ないので、社労士の先生にご相談されることをお薦めします。